
松山港から広島港へ。最新鋭フェリー「SEA PASEO」で巡る、ゆとりある船旅をご紹介します。音戸の瀬戸の絶景や海上自衛隊呉基地の護衛艦加賀、大和ミュージアムなど、歴史とロマンが交差する航路は圧巻。広島サミットの舞台となったグランドプリンスホテル広島を眺め、瀬戸内の多島美に癒やされるシニア世代に最適な贅沢紀行です。
1. 旅の始まりは「松山港」から。最新鋭フェリー「SEA PASEO」の魅力
四国の玄関口、松山港(松山観光港)。
今回は2019年に登場したSEA PASEOでの船旅を楽しみます。

船そのものが「目的地」になる心地よさ
船名のSEA PASEOとは、スペイン語で「海」を意味する「SEA」と、「遊歩道」を意味する「PASEO」を組み合わせた造語で、船内は船旅を快適に過ごすことができるように設計されています。
- パノラマソファ: 前方を一望できる特等席。
- しお風のラウンジ: 靴を脱いでくつろげる、カーペット敷きのスペース。
- シャインデッキ: 屋上には人工芝が敷かれ、潮風を感じながら散策できます。
足腰に優しいバリアフリー設計も充実しており、エレベーター完備。
シニア世代の方々も、重い荷物を気にせず客室に移動することができます。
2. 航路のハイライト「音戸の瀬戸」と「海上自衛隊呉基地」
松山港を出港して約1時間ほどで船旅最大のクライマックスが訪れます。
それは音戸の瀬戸、平清盛が沈む太陽を呼び戻して切り開いたという伝説が残るミステリアスな場所。
大型船航行の難所です。
わずか80mの狭水道を抜ける技術
朱塗りの「音戸大橋」が架かるこの海域は、最も狭い場所で幅がわずか80mほどです。
シーパセオは左右の岸壁に波を打ち寄せながら、海峡を切り裂いて進みます。

デッキから眺めると、両岸の民家がすぐそばに迫り、この航路ならではの臨場感を味わえます。
橋の下をくぐるときにはぶつかるんじゃないかと思うくらい接近し、大迫力を満喫しながら呉港に向かいました。
まさかこんなところに巨大な空母「かが」がいるなんて
音戸の瀬戸を抜け、呉港近づくと巨大な工場の壁に「日新」の文字が見えてきました。
西向きから北に進路を変えると巨大な海上自衛隊の艦船が目に飛び込んできました。
ここに海上自衛隊の基地があることを知らなかったので、超ビックリです。
大型輸送管のおおすみ(全長178m、8,900t)が目に飛び込んできました。
これだけでもびっくりしたのですが、その向こうには潜水艦がいて...
おおすみの横にはF35戦闘機の発着訓練のニュースで見たことがある、護衛艦という名の空母かが(248m、19,500t)がいるではありませんか。
オーストラリアへ輸出されるタイプ、もがみ型のによどもいました。
なんかものすごいものを見てしまいました。

これらの艦船が活躍しないことが一番、ずっと平和な世の中であってほしいです。
ちなみに、呉の海上自衛隊では巨大な艦船の見学をさせていただけるそうです。
3. 呉港から広島港へ
SEA PASEOは、広島港へ向かう途中で呉港に寄港します。
呉港に隣接する施設の横に、巨大な潜水艦がありますよ???
大和ミュージアム
大和ミュージアムの話は聞いたことがあり、甥っ子は潜水艦に乗ったと言っていたのを思い出しました。
すぐ横にあるんですね。
今回は行くことができませんでしたが、私自身は行ったことが無いので一度は行ってみたいです。
館内には10分の1サイズの戦艦大和が展示されてるそうなので、じっくり見てみたいです。

潜水艦が置いてあるところが「てつのくじら館」で、本物の潜水艦の内部を見学することもでき、ミリタリーファンならずとも、その迫力に圧倒されることでしょう。
呉を出発し、いよいよ終着の広島港へ向かいます。

世界が注目した「平和の拠点」
広島港が近づいてくると、どこかで見たことがある美しいフォルムの建物が見えてきました。
岸田さん(もう忘れましたか?前の前の首相ですよ)が開催した広島サミットの会場となったグランドプリンスホテル広島です。

確かにこの立地なら警備がしやすそうです。
ここにバイデンアメリカ大統領をはじめ、G7各国の首脳が集まった場所です。
たしか、平和公園にはゼレンスキー大統領も来られてましたよね。
広島湾の景色を楽しみながら無事到着しました。

シニア世代にこそ「船」という選択肢を
新幹線や飛行機のように利便性を重視する旅も良いですが、あえて時間をかけ、波の音を聞きながら、風景の移ろいを楽しむ船の旅は、心に深いゆとりを与えてくれます。
新幹線や飛行機とは違い、とにかく広々ゆったりくつろげます。
船内で食事をしながら楽しむのも良し、私のように展望デッキで写真撮影するもよし。
たまにはのんびり船旅も良いですよ!
SEA PASEOに乗って、広島・松山の海を旅してみませんか。

