
「時間はあまりないけれど、どうしても宮島の空気感に触れたい」 「美味しいものも、歴史ある参拝も、効率よく楽しみたい」、そんな欲張りな願いを叶える、シニアのための宮島2時間弾丸ツアーをご提案します。広島旅行の合間や、出張の隙間時間でも大丈夫。ポイントを絞れば、世界遺産・宮島はこれほどまでに深く、濃密に味わえるのです。
宮島桟橋に到着、まずはあなごめしから
13:30宮島に一歩足を踏み入れたら、まずは昼飯だ!
限られた2時間、行列で時間をロスするのは避けたいところでしたが、ちょうどお目当てのお店が開いていました。
絶品!「いな忠」のあなごめし
宮島グルメの代名詞といえば、やはりあなごめし。
数ある名店の中でも、表参道商店街に位置するいな忠(いなちゅう)のあなごめしは外せません。

ここの特徴は、なんといってもその絶妙な焼き加減、お店の外に漂うこうばしい香りに引き寄せられます。
ふっくらと蒸し焼きにされたアナゴに、甘すぎずさっぱりしたタレがしっかりと染み込み、どんどん箸がすすみます。
ガッツリ食べるというよりは、上品な味わいを楽しめる逸品です。
到着後すぐに立ち寄り、店内の混雑状況を確認しましょう。もし並んでいる場合は、先に参拝を済ませるか、テイクアウト用のお弁当を注文して、海を眺めながらいただくのもよいと思います。
世界遺産「厳島神社」の荘厳さに触れる
食事がおわり14:40、いよいよ厳島神社への参拝です。

厳島神社の概要と魅力
厳島神社は、12世紀に平清盛によって現在の規模に造営された、世界でも類を見ない海に浮かぶ神社です。
国宝や重要文化財が数多く点在し、建築様式は平安時代の貴族の住宅様式である寝殿造を取り入れています。

潮の満ち引きによってその姿を大きく変える大鳥居や社殿は、なんど訪れても見入ってしまいます。
波の音を聞きながら朱塗りの回廊を歩くと、日常の喧騒を忘れと言いたいところですが、とにかく人が多い!
人混みが激しく、敬遠されるかたもいるかもしれませんが、もし行ったことがなければ、ぜひ一度は行くべきです。
厳島神社で挙げる「憧れの結婚式」
回廊を歩いていると、運が良ければ白無垢姿の花嫁さんに出会えるかもしれません。
実は、厳島神社では結婚式を挙げることが可能です。
私が訪れた時には、たまたま結婚式が行われていたようで、写真撮影されていました。
世界遺産という特別な場所での神前挙式は、憧れるところがあります。
自分の娘たちもいつかこんな日が来るんだろうな~と感慨深く見入ってしまいました。

運勢を占う!厳島神社「おみくじ」の深い特徴
参拝を終えたら、ぜひ引いていただきたいのが厳島神社のおみくじです。
一般的な神社とは少し異なる、独特の歴史と重みがあります。
私自身、いろいろなところでおみくじを引いていますが、見たこともない天地混沌兆(てんちこんとんのちょう)=吉兆未分なるものがでてびっくりしました。
私より少し前に厳島神社へ行った長女は地後定兆(ちのちにさだまるのちょう)=平が出たそうです。
1番から始まる独特のメッセージ
おみくじのガラガラを振り回し、出てきた棒の先には1が書かれていました。
幸先が良いのかと思いながら、1番のおみくじを開いてみてびっくり、なんじゃこりゃ???
「物事の始まり」を意味します。天地がまだ分かれていない混沌とした状態ですが、ここから新しい秩序が生まれるという、非常にパワフルな運勢らしいです?

これからの行動次第、というこということなんでしょうね。
娘が引いた平はというと。
多くの方が戸惑うのがこの「平(たいら)」です。吉でも凶でもない「平」は、文字通り「平穏」であること。波風立たず、今の状態を維持することが最善であるという、大人の人生経験に響く教えが含まれています。
吉凶で一喜一憂するだけでなく、その解説文をじっくり読み解くのが、大切なんですね。
ちなみに、厳島神社のおみくじの種類は40種類で、以下のようになっているそうです。
- 大吉:3種類
- 吉:13種類
- 末吉:3種類
- 向吉:2種類
- 平吉:1種類
- 平:5種類
- 吉凶末分:1種類
- 始凶末吉:1種類
- 凶:9種類
- 大凶:2種類

これだけは絶対に注意!「帰りの船」
2時間の滞在も終盤。
ここで最も気をつけたいのが、帰りの船の時間です。
宮島と対岸の宮島口を結ぶフェリーは頻繁に出航していますが、JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2社があります。
我々が利用したのは宮島松大汽船でしたので、宮島港で時刻を確認してから宮島散策に出発しました。

- 往復切符を購入している場合は、同じ会社の船に乗る必要があります。
- 帰りの時間には十分注意。特に夕方以降や休日、また引き潮で大鳥居の近くまで歩いて行った後は、つい時間を忘れてしまいがちです。
乗り遅れると、その後の新幹線や飛行機のスケジュールに大きな影響が出てしまいます。
特に、ツアー参加の方は絶対に乗り遅れないように気をつけてくださいね。
桟橋へは、出航時間の10分前には到着するように余裕を持って行動しましょう。
おわりに
滞在わずか2時間。
それでも、いな忠のあなごめしで舌鼓を打ち、厳島神社のおだやかな空気に浸り、おみくじで己を振り返る時間は、心のリフレッシュになりました。
忙しい日々の中で、ふらりと訪れる宮島。
この短い滞在が、あなたの明日への活力になることを願っています。

